Monthly Archives: February 2016

Developers.IO 2016に行ってきた。感想など

  Developers.IO 2016、今年も行って参りました。 あいにくの雨模様でしたが、今年も盛況でしたね。   今年は3セッション参加しました。 ■A-1 頑張らないクラウド最適化 ?クラウドネイティブだけでないAWS活用? ■D-2 AWSで生まれ変わる新しいエンタープライズシステムの理想と現実 ■La-3 実務で使うAWS Lambda   アーキテクチャ系、エンタープライズ系のセッションが中心でしたが、 クラスメソッドさんのAWS案件の進め方は、 SIerの伝統的なウォーターフォールとはやはり違いますね。 小さくすばやく作って、ユーザーフィードバックを元に改善していく。 そして、企業文化として根付いている「新しいもの好き」「チャレンジ精神」を、 実際のビジネス案件でも試している、 そんな印象を受けました。 AWS Lambdaのセッションにしても、 ビジネスとしての実案件を回す側面と、 新技術をビジネスの現場で採用する面における バランスをとるよう、日々努力されていると思いました。 非常にいい企業文化ですね。 うらやましい、正直にそう感じました。

AWSの複数アカウントやユーザで、MFA デバイスを共用したい

  アカウントごとに(ハードウェア)MFAデバイス買うとお金がかかるなあ。 嫌だなあ。   『よくある質問』を読みます。 Q: 認証デバイスを複数の AWS アカウントで使用することは可能ですか? いいえ。認証デバイスまたはモバイルフォンの番号は、個々の AWS ID (IAM ユーザーまたはルートアカウント) に関連付けられます。   ですよね~と思いつつ、 実際にやろうとするとどうなるか、確かめた。 gemaltoのハードウェアMFAデバイス(私物)。 prduser01にハードウェアMFAデバイスを関連付けました。 その状態で、stguser01に同じMFAデバイスを関連付けようとすると・・   はい、怒られました。すいません。   結論: 多要素認証(MFA)したいAWSアカウント(IAMユーザ)が複数ある場合は、 その数だけMFAデバイスが必要です。   AWSエキスパート養成読本[Amazon Web Servicesに最適化されたアーキテクチャを手に入れる! ] (Software Design plus) posted with amazlet at 16.02.16 吉田 真吾 今井 智明 大瀧 隆太 松井 基勝 冨永 善視 藤原 吉規 大栗 宗 技術評論社 売り上げランキング: 55,276 Amazon.co.jpで詳細を見る  

『英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!』の正しい使い方

  Kindleで積読してあった 『英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!』を読んでみた。 著者の奥村 美里さんの主張はこうだ。 日本人にとってスピーキング上達の一番の障壁は、 会話中に「日本語から英語への直訳」をしようとするからである。 大人になるほど日本語の語彙も増え、 脳内の「自分が言いたいこと」の文章中に出てくる 単語や言い回しも難しくなる。 それを英語に直訳しようとするから、 「言いたいことは思い浮かぶが、英語が出てこない」という事態に陥る。 そこで発想を変えて、 1、自分の言いたい日本語の文章を思い浮かべる ↓ 2、文章を、5歳児がしゃべりそうな簡単な言い回しの日本語に変換 ↓ 3、英語に変換 する訓練をすれば、英語ペラペラへの道が開けてくる、というものである。   うむ。 言いたいことはわかる。 日産自動車社長のカルロス・ゴーンさんのスピーチを聞いたことはありますか? ゴーンさんのスピーチですが、フランス訛りは強いし、 とてもシンプルな英単語の組み合わせを使ってスピーチをされていますが、 立派に通じていますよね?   本書では、 「思春期の子どもは難しいね。」 という文章を、頭から period of adolescence(思春期) という慣用句で直訳するのではなく、 思春期 → 十代 → ティーンエージャー と言い換え、 Teenagers are difficult.(十代の子は難しいね) と、単純に言い換えるメソッドを提唱しています。 これでもニュアンスは十分伝わりますよね?   本書には、上記のような「言い換え」例が167文収録されており、 日本語の難しい方の例文を読んで、 「簡単に言い換えられないか?」と考え、 英文に訳す、というプロセスを瞬間的に繰り返す訓練ができます。 わたしは、以前エントリを書いたオンライン英会話のEFイングリッシュライブの先生から、 「日本語⇒英語の翻訳をやめ、最初から英語で考える訓練をしなさい」 とアドバイスをもらっています。 が、こちとら何十年も日本語中心の生活をしてるんだから、 日本で生活しながらいきなり英語で考えるのは難しい。 そこで、本書のような瞬間英作文の題材を活用して、 瞬間的に英語の文章が頭に浮かぶように訓練するのは、 非常に有効なメソッドだと考えています。 日本語の言い換えの例を知りたい方、ぜひ書店等で手に取ってみて下さい。 英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる! posted with amazlet at 16.02.14 きこ書房 (2015-08-10)売り上げランキング: 24 Amazon.co.jpで詳細を見る