Month: June 2013

Excelやパワポが「編集のためロックされています」で開けない時、犯人を特定する

  ExcelやPowerPoint、Word等をファイルサーバで共有して編集する場合。 別の誰かが編集中なのは仕方ないとして、あまりにも長時間ロックされている場合、犯人に一声かける(または怒鳴りつける)必要がある。 Windowsのアカウントが”taro.yamada”や”tyamada”等なら誰が編集しているかすぐわかるのだが、 “emp1134″やら”654708″だと、犯人の特定に手間がかかる、または非常に困難となる。 そんな時、会社のWindows環境がActive Directoryで管理されているなら、ADに聞いてみましょう。 (ADの設定にもよるので、できない環境もあり得る) コマンドプロンプトを開き、以下を実行。”hogehoge1234″のところに、「編集のためロックされています」のダイアログ中の”使用者”のIDを入れる。 net user /domain hogehoge1234   クエリが成功すると、以下のような結果が表示されるはず。 C:\>net user /domain hogehoge1234 この要求はドメイン hogehoge.co.jp のドメイン コントローラーで処理されます 。 ユーザー名 hogehoge1234 フル ネーム 山田 太郎 コメント ユーザーのコメント 国コード 000 (システム既定) アカウント有効 Yes アカウントの期限 無期限 最終パスワード変更日時 2013/06/06 12:16:02 パスワード有効期間 2013/08/20 12:16:02 パスワード次回変更可能日時 2013/06/06 12:16:02 パスワードあり Yes ユーザーによるパスワード変更可能 Yes ログオン可能なワークステーション すべて ログオン.

iPhoneのfoursquareからTwitterアカウントに接続できない

  Twitterは複数アカウントを持っているので、iPhoneのTwitterアプリには複数のアカウントが登録してある。 普段、foursquareの設定で、Twitterのアカウントを連携させて使っている。 チェックインした場所をTwitterのTLに投稿できるので、便利である。 ある日、foursquare上で、連携させているTwitterアカウントを切り替えようとしたのだが、以下のようにエラーが表示され、Twitter連携できない。 元々連携させていたTwitterアカウントに戻そうとしたが、そっちもダメ。詰んだ。   どうも、iPhoneのTwitterアプリに複数アカウントが登録されていると、API認証ができないっぽい。 iPhoneの設定→Twitterで、foursquareと連携させたいアカウント以外の登録を削除したら、また接続できるようになった。

GoogleリーダーをChromeのFeedlyに引っ越し

  いよいよ、Googleリーダーのサービス終了まで、1か月を切った・・。   仕方ないので、重い腰を上げてChromeにFeedlyのエクステンションを入れて移行することにした。 Googleデータエクスポートが必要って勘違いしてたけど、Feedlyのページですべて用は済んだ。その間30秒。   ChromeでFeedlyのページにアクセス。 画面下の”Get Feedly for Chrome”をクリック。   「追加」をクリック。   “Connect to Google Reader”をクリック。     私の場合複数アカウントを利用しているため、アカウントを選択した。   OAuthの認証画面で、「アクセスを許可」をクリック。   え?これだけ?     フィードのリストもGoogleリーダー風になっており、今のところ不満はない。

AWS Summit Tokyo 2013(Day 2)、クラウド時代のキャリア、人材育成のヒント

  AWS Summit Tokyo 2013、夕方からだったが2日目も行ってきた。 (ちなみに、会場の混雑目覚ましく改善してたよ。こういう改善のスピードが、Amazonさんの持ち味だと思うよ) 最後のパネルディスカッション「クラウドで変わるSI,ISVとエンドユーザーの関係」しか聴けなかったのだが、クラウドで変わる「SI、ISV、ユーザー企業に求められる人材像」に関する話が、特に印象に残った。 パネルディスカッション「クラウドで変わるSI,ISVとエンドユーザーの関係」 モデレータ アマゾン、片山 暁雄さん パネリスト ミサワホーム、宮本 眞一さん(エンドユーザー代表) 日立製作所、中村 輝雄さん(SIer代表) インフォテリア、平野 洋一郎さん(ISV代表)   立場の違いはあるものの、パネリストの皆さんが言われているのは、付加価値を生み出せる人材になろう、そういう人材を育てよう、ということだと思う。商売を作れるエンジニア、情シス担当者になれるか。 AWSのような仕組みが普及してしまうと、一握りの超優秀なエンジニアがいれば、システムができてしまう。多くのエンジニアは、今までと同じやり方では、仕事がなくなる。情シスも、もっと人を減らせ、となる。 ここで、よし、技術力を磨いて、自分も「一握りの超優秀なエンジニア」になろう、というアプローチは、多くのエンジニアにとって、あまり賢いとは言えないと思う。きっと、できないと思いますよ。私を含めて。 だから、「組み合わせができる人材」にならないといけない。 組み合わせは、技術だけの話ではない。問題解決やお金儲けに必要な、会社、人、技術、お金を組み合わせられる人。全部を自分(自社)でやる必要はなく、取り纏め、コーディネートができる人。個々人が、商社的な動きができる、とでも言えばいいのだろうか。 そういう人材が求められている、ということだと思います。 (技術は好きだから追いかけるのやめないよ。それだけではダメ、ということ)   以下、メモ書き。例によって、表現の違いや、抜け漏れはあるかもしれない。 SI、ISV、ユーザー企業に求められる人材像   片山さん クラウドが主流になっていく時代、各社で求められる「ほしい人材」とは。 中村さん 今一番ほしい人材は、「ブローカー」。日立は、なんでも自分で作ってしまうところがある。そういうのはやめていこうと思っている。作るのではなく、「使う」というのも難しい。AWSの使い方ひとつとってもそう。使い方や使いどころを理解するためには、物事の本質を見抜く必要がある。 日立単独で、すべてのお客さんのニーズに対応するのは難しい。だから、エコシステム。パートナーとのお付き合いが重要になる。そこで必要になるのが、ブローカーであり、「ビジネスプロデューサー」。問題解決型の人材も当然必要だが、それに加えて「価値を作れる人」がほしい。そういった人材はなかなかいない。 宮本さん システム部門についても、そういう人(ビジネスを作り出せる人)はほしいが、システム部門に来ない。そういった人材は、システム部門より、営業や経営戦略に置きたがられる。よって、多様な人材が集められるシステム部門を、今後作っていかないといけないと考えている。そのためには、システム部門の人間も、ビジネスの話ができるように変わっていかないと。インフラはAWSなどを利用し、余力を作り、ビジネスに注力する。そういった取り組みが必要。 なお、中村さんが仰った、「エコシステム」には、今後エンドユーザも入っていくようになると思う。運用や、サービス利用の方法、具体的に言うとChefの利用の仕方等は、他社も真似できる。情報を共有できれば、試行錯誤が減る。ビジネスの話に人が入っていけるし、ビジネスに注力できる。そうすることでシステム部門の評価が上がり、社内でいい人材を配置できるようになる。 平野さん ISVの立場から。大事なのは、「”紺屋の白袴”にならない」ということだと思う。クラウド化が進むと、人材リソースも最適化されるようになる。必要な人材が、必要な時に使われ、そして切られるようになる。そこで大事なのが、雇用される人ではなく、「個用される人」になることだと思う。「個用される」とは、一人一人が、「必要とされる人」になること。そうでなければ、役立つ場所を失うことになると思う。  

AWS Summit Tokyo 2013(Day 1)に参加したレポートなど

  初日、行ってきた。 セッションは、エンタープライズトラック、コンシューマートラックを中心に選択しました。 テクノロジーの内容は、普段からAWSのサポート、SAのみなさんに伺える機会があるが、他のユーザさんの生の声は、こういう機会でないとなかなか聞けないため。 参加セッションは以下の通り。 アンデルセンにおけるAWS利用事例紹介 日本経済新聞社によるAWS利用事例紹介 【実録】エンタープライズ AWS ~その時歴史は動いた~ 東急ハンズ におけるAWS利用事例紹介 事例にみる、コンシューマーサービスでのAWSクラウドの使いどころ クラウドファースト企業が実践するAWS活用の実際   AWSへの要望   セッションの中で挙がった、各社さんからの「AWSへの要望」。 これらの要望は、他のAWS利用ユーザさんも抱えられている、共通の課題を含むはずです。 SI屋として、お客さんと一緒になって考えていかないといけない。 ■アンデルセンサービス 堀尾さん メールの機能がほしい。(※おそらく、Amazon SESでは要件を満たせない、ということだと思われる) ジョブ管理、ファイル連携機能がほしい。 コントロールパネルが、エンドユーザにとって難しい。日本語化してほしい。 コントロールパネルで操作できる機能が多すぎる。基本的なサービスだけでよい。 ■日本経済新聞社 東さん ELBはだいぶハマった。ELBでは実現できない要件があった。ELBの機能とパフォーマンスを向上させてほしい。 DynamoDBのパフォーマンスを向上させてほしい。 利用料をもっと安くしてほしい。 円で支払いさせてほしい。非常に切実な要望。プロジェクト開始前にコスト試算した時は、1ドル80円。円安が進み、かなり変わった。為替リスクがある。 ■インテージ (お名前を失念) ドル高にショックを受けた。見積もりがはずれたため、為替リスクをヘッジできる仕組みがあれば。 ■東急ハンズ、ハンズラボ 長谷川さん どんどん世界展開してほしい。もっといろんなリージョンを作ってください。 EDLP(エブリデイ・ロー・プライス)。いつも安くして下さい。競合よりも、圧倒的に安くしてください。他のクラウドサービスと比較検討しなくていいぐらいに。「一番安いんだから、AWSでいいじゃないか」と言えるように。 より簡単に使えるように。例えば、松竹梅の中から選択すると、冗長化や負荷分散がいい感じに設定される、的な。   クラウドファースト企業が実践するAWS活用の実際   パネルは、日経BP中田さんモデレータで、アンデルセン堀江さん、ケンコーコム新井さん、東急ハンズ長谷川さんがパネリスト。 実際にAWSを活用されているユーザさんの生の声が聞けたため、大変おもしろかったです。 (長谷川さんの漫談も・・) 以下、メモします。抜けていたり、表現が変わっていたりするかもしれませんがご容赦下さい。 AWSのよかった点、悪かった点   新井さん よかった点。PoCがめちゃめちゃ簡単。怖いので大きめのインスタンスを選択、安定稼働したら下げる。オンプレミスではできない。いらなくなっても、H/Wだと返せない。 悪かったというか、想定と違ったところ。AWSは新サービスのリリースが頻繁すぎて、社内の人材の習得が追いつかない。 長谷川さん よかった点。柔軟性。データセンタ―レベルの冗長化が簡単。データや、サーバイメージのコピーが簡単。 また、クラウドベンダーのイメージと違い、AWSはサポートが「普通に」対応してくれる。質問したらちゃんと答えが返ってくる。SAの方からも、大変積極的に情報提供してくれるところも評価できる。 悪かった点。POSシステムを導入したところ、VPC内ではマルチキャストができず、POSの時間起動ができなかった。 堀江さん よかった点。コストの桁が違う。夜のバッチ処理のタイミングのみ起動するため、利用料金を抑えることができる。EDIの仕組みをAWS上で実現した際、回線を用意する必要がなかった。EDIの監視は必須なので、サイトロック社やノーチラス・テクノロジーズ社の力を借りている。今のところ、業務が停止するような障害は起きていない。障害起きても、バッチ処理を冒頭からリランすればよい。バッチ処理時間が大幅に短縮できたため、リランしてもバッチウィンドウに収まる。  .