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Microsoft アカウントのセキュリティの警告を受け取るなど

  iPhoneにメッセージとメールが飛んできたのでなんぞと思ったら、 どうやらMicrosoftアカウントに登録していたメールアドレスとパスワードが第三者に突破されたらしい。 Microsoft アカウント セキュリティの警告 お使いの Microsoft アカウントxx*****@hogehoge.com に他のユーザーがアクセスした可能性があります。この場合、お客様は次回のサインイン時にお客様ご本人であることを証明してから、パスワードを変更する必要があります。 お使いのアカウントに他のユーザーがアクセスできる場合、そのユーザーはお客様のパスワードを知っており、お客様の個人情報を調べたり、迷惑メールを送信したりするおそれがあります。 お使いのアカウントをまだ復元していない場合は、手順に従って、すぐに復元できます。 メールを見て、一瞬「罠ではないか?」と疑った。 メールのヘッダーを見ると、「account-security-noreply@ux.account.microsoft.com.akadns.net」から送信されている。 akadns.net・・? 怪しいな~と思ったが、whois検索するとAkamaiが管理するメールホスティングっぽいことがわかったので、 信用することにした。 Microsoftアカウントにはワンタイムパスワードを設定していたので実害はなかったが、 突破されたメールアドレスとパスワードの組み合わせは、 別のサイトでいくつか使っているところがあったので、 変更を余儀なくされた。 どこから漏れたのであろうか。 とりあえず金に関わるところは全く別のID/パスワード+ワンタイムパスワードや乱数表を使っているので問題ないが、 メールサービス等もなるべく多要素認証を活用し、セキュリティを強化しましょうね。

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誰もがデザイナーになる時代に読むべき入門書『なるほどデザイン』

  本書、『なるほどデザイン』。 はじめて目にしたのは代官山の蔦谷書店、 デザイン関連の平積みだったかと思います。   非常に印象的な、かわいらしい表紙。 思わず手に取ってみたくなる魅力があります。   なぜデザインが気になるか   私の職業はデザイナーではありません。 しがないインフラエンジニアです。   それでもデザインが気になるのは、私が座右の本として愛読している、 ダニエル・ピンクの『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』の影響でしょう。   ダニエル・ピンクは言います。 今の仕事をこのまま続けていいか、判断する3つのチェックポイントがある。 ①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか ②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか ③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか   技術革新や、グローバル化の進展による、 避けようのない現実がチェックポイントとして示されています。 そのような厳しい競争社会の中で生き残っていく1つのポイントとして示されているのが、 「デザインする力」なのであります。 デザインはもはやグラフィックデザイナーやWebデザイナー、服飾デザイナーや工業デザイナーだけのものでなく、 あらゆる職業に携わるビジネスパーソンに必要とされる能力になりつつあると考えています。   そして本書、『なるほどデザイン』   本書、『なるほどデザイン』は、基本的には雑誌や、フライヤー等のデザインを例にとり、 デザイナーがデザインを行う際に考えていること、そしてデザインのコツについて、 ふんだんに盛り込まれた図表とともに、とても読みやすい構成で説明してくれます。   特におすすめなのが、Chapter2の「デザイナーの7つ道具」です。 これは、雑誌の紙面やフライヤー等をデザインする際、 デザイナーが留意しているポイント、テクニックを7つにまとめてくれているのですが、 パワーポイント等の資料作成にも応用できそうなテクニックがふんだんに盛り込まれています。   むむむ・・ 道具の中の「連想力」、「翻訳機」など、実践するのはかなり訓練が必要そうですね。 でもとても勉強になります!   読み終わって   読み終わった頃、囲碁の世界トップランクのプレイヤーが、人工知能に3連敗したというニュースを目にしました。 囲碁人工知能、「深層学習」で最強棋士に3連勝 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)   コンピュータの進化(深化)は、止まるところを知りません。 今後、我々のルーティンワークはますますコンピュータによって奪われ、 職を失う人も多く出てくることでしょう。   しかし、「デザイン」の領域については、コンピュータによって人間が凌駕されるまでに、 まだもう少し時間が掛かるのでは、と考えています。 デザインを単なる装飾のプロセスと捉えるのではなく、現実世界の問題解決のプロセスと捉えると、 単なるパターン認識から解を抽出するだけでなく、 クライアントとコミュニケーションをとり、そしてクライアントの気持ちに「共感」し、 共に問題解決に取り組むプロセスが必要になると考えるからです。   コンピュータがそのレベルに達する(もはや、心を持つアンドロイドの実現ですね)には、 まだまだ時間がかかるでしょう。 その間、職を失わないためにも、「デザイン」や、昨今流行りの「デザイン思考」については、 コツコツ勉強を続けていきたいと思います。   21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由 posted with amazlet at 16.03.13 佐宗 邦威 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 売り上げランキング: 3,595 Amazon.co.jpで詳細を見る  

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新卒で就職するなら、やっぱり大企業だよね!!!しかし・・

  就職活動シーズンであります。 先日記事を書いた「戦略がすべて (新潮新書)」に、こんなことが書いてありました。 大企業と中小企業では構造的に「給与格差」が存在していることが広く知られている。 (中略) 不動産業では、会社の規模によってそれほど必要とされるスキルが違うわけではない。いや、むしろ中小不動産会社のほうが競争が激しいため、Bさんのほうが、よりスキルが高いかもしれない。 しかしながら、大手社員のほうが往々にして給与は高い。   なんという冷徹な事実であろうか。 そう、コンビニでしょっちょう売っている「年収ランキング」でも、 多くは大企業ばかりである。 「やりがい」云々という能書きの前に、 なんといっても大企業の方が、より多くのお給料を頂けるのです!!! だったら、やっぱ新卒で入るなら大企業だよね。絶対そうだよね。   ちきりん氏なんかが、ブログだかTwitterだかで 「いまどき、新卒で大企業入りたがる学生なんてクソだせえ」 みたいなことをほざいていたようだが、 マッキンゼー入るぐらいのモヒカンと凡人を一緒にするんじゃねえ!!!! 凡人は、知恵を絞って、なんとかして大企業に滑り込む。 新卒で大企業に入れなくても、一旦中小企業に入って実務経験を積み、大企業に転職する。 これが一番でしょ。わたしを含む凡人はね。   一方で、私も所属する「広義のIT業界(SIerや、Web系企業までも含む)」の場合、 上記の言説が当てはまるのかどうかというと、 甚だ自信がなくなるのであります。 IT企業且つ大企業となりますと、いきおい就職先は所謂「ITゼネコン」と形容される 大手SIerになるわけですが、SIerに入ってそこそこの給料をもらってしあわせになれるかどうかは、 かなりその人の志向に依存すると思われます。 三度の飯よりコードを書くのが好きなあなたであれば、大手SIerは絶対にやめた方がいいでしょう。 いい人生経験にはなるかもしれませんが。 あと、Excelを方眼紙にするスキルも身に着くかもしれません。 実際、「技術が好き」という若手は、大手SIerに入っても どんどんWeb系に転職していく姿を、何度も目にしているわけであります。 また、腕に覚えのある学生であれば、そもそも日系企業ではなく、 大学を卒業または中退して、渡米するなり、外資系のWebサービス企業に入ったりする傾向が強いように感じます。 好きな技術領域によっても、狙いの企業は変わってきます。 例えば、Amazon Web Servicesが大好きである、という学生さんであれば、 大手SIerに入るよりも、 「クラスメソッド」さん、「サーバーワークス」さん、「cloudpack」さんといった、 AWS専業で存在感のある企業を目指すべきでしょう。 大手SIerでもNRI(野村総合研究所)さんはAWSのパートナーアワードを取られたりしていますが、 実際の技術は関連会社の「NRIネットコム」さんに集中している気がするので、 そのあたりの情報収集も非常に重要となると思われます。   お金と安定を取るか、好きな技術を取るか、情報技術を生業としたい学生さんは、よくよく考えられた方がよいでしょう。 一度きりの人生、後悔のないように、自分の信じる道を突き進みましょう!!!   エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド posted with amazlet at 16.02.29 竜 盛博 技術評論社 売り上げランキング: 40,222 Amazon.co.jpで詳細を見る    

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