Monthly Archives: March 2013

ロジクールのiPad用キーボードにBluetooth接続できなくなったら

  ロジクールのウルトラスリムキーボードカバー(TK710)であるが・・ 出先で、iPadやiPhoneを使って長文を書く時など、非常に便利である。軽いし。 iPad用ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー(TK710)レビュー https://www.cyberarchitect.net/blog/archives/1032   しかし、1台のiPadでキーボードを使い、また別のiPad(またはiPhone)で使おうとすると、Bluetooth接続ができない。 Bluetoothのオン/オフをいくらやっても、接続設定である「Logitech Ultrathin..」を何度タップしても、「接続されていません」のまま変わらず。   この場合、一旦つながらなくなったiPad側でBluetooth接続設定を削除し、再度接続し直す必要がある。 1、iPadにて、設定→一般→Bluetoothをタップ。   2、「デバイス」のところに表示されている、「Logitech Ultrathin…」の右側部分、青い「>」マークをタップ。 以下のように「このデバイスの登録を解除」と出るので、タップ。   3、以下のダイアログが表示されるので、OKをタップ。   4、次に、キーボードカバー(TK710)をiPad(またはiPhone)に近づけ、カバー右サイドにあるBluetoothボタンを、青いランプが点滅するまで長押しする。 iPad(またはiPhone)側でBluetoothがオンになっていると、またキーボードカバーが認識される。   5、「Logitech Ultrathin KB Cover」をタップすると、「接続されました」となり、また使えるようになる。   【Apple認証 (Made for iPhone取得)】Anker プレミアムライトニングUSBケーブル iPhone 6s / 6s Plus / iPhone 6 / 5 / iPad Air / iPad mini 用 コンパクト端子 ホワイト 0.9m 63ANMFILTN-3WA posted with amazlet at 16.01.02 Anker 売り上げランキング: 1 Amazon.co.jpで詳細を見る

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「自分には才能がない」と考える前に

  仕事で壁にぶつかったり、自分の能力に対する自信を失くしてしまった時、自分には才能がない」「自分には能力がない」と考えるのはある意味楽だ。 試合放棄して、楽な方向に逃げてしまえるのだから。 だが、そう考える前に先ずやることがある。 もちろん私自身も、MITではものすごく勉強した。授業が終わると、明け方の四時まで机に向かい、それからわずかに仮眠をとって、翌日の授業に出るというのが当たり前だった。週末に寝だめするしかないくらいに、それはきついものだった。正直いって、成功したいというよりも失敗して帰るわけにはいかない、というところから根性が生まれていたように思う。 即戦力の磨き方 – 大前研一 コンサルティング・グールー大前研一だって、日々食っちゃ寝の生活をしてマッキンゼーのトップになったわけではないはず。成功する人間は、若い頃それこそ死に物狂いで努力する期間があるんじゃないか。地頭の違いを言い訳にするのは簡単だが、先ずは自分なりに努力してみるべきだ。 僕はそれまで、「自分には才能がない」と思っていたんです。ずっと後で分かったことなんですけど、それは才能のあるなしではなくて、別のものだったんです。 僕には「引き出し」がなかったんですね。 「天才だ!」と僕が思った人たちは、入社する前からアニメや漫画が好きで、アニメに対する素養があったのに、僕にはそういう引き出しがなかった。引き出しもなくて努力もしないで、いきなり彼らと伍そうと思った。入社してすぐに「あいつらは才能がある、俺にはない」という仕分けをしちゃって。それは大きな間違いで。 才能ではなく、引き出しの違いというのに気がつくのに、ずいぶんかかりました。 「まわりが“天才だらけ”の中で、どう生き延びる?」(高橋良輔インタビュー、日経NBOnline) 優秀な人間に囲まれていると、自分が役立たずで何の役にも立たない惨めな人間のように感じる時もあるけど、冷静にならなくてはならない。落ち込んでいる暇があったら、「引き出し」を増やす努力を必死ですべきだ。 優れたハッカーに出会うと、「この人には敵わない」「このようなコードは書けない」と感じることがあります。 その皮膚感覚自体は正しいと思いますが、それは「現時点では」という条件付きであることを認識することが大切です。 現時点でどれくらい実力に差(開き)があり、どうすればをそれを埋められるかをきちんと分析することを心がけましょう。 経験上自分の実力が低いうちは、とかく周りがすごく見えてしまいますが、それは間違いであることが多いです。 天と地ほどの差があり一生追いつけないと思っていても、後になればせいぜい数十メートルの差だったなんてことは良くあります。 僕の場合、「インタプリタ書ける人は別世界の人だ、自分には絶対書けない」とずっと思っていましたが「計算機プログラムの構造と解釈*1」という本を読んでインタプリタを実装できてしまいました。 いかに過去の自分の見積もりが甘かったかを痛感しました。 差を見誤った結果、「到底追いつけない」「自分には無理だ」と思って可能性を閉じてしまうのは勿体ないので「差を知る」ことを心がけると良いでしょう。 ハッカー養成塾:ハッカーへの遠回り – Higepon’s blog – Mona OS and Mosh これも、基本は同じである。 To-Beとの差分を意識し、一日30分でもいいから努力を続けること、情熱を持ち続けることが重要である。

アイデアを寝かせるとはどういうことか

  『思考の整理学』を読み返す。 剣術で言うなら、『考える技術・書く技術』は刀の振り方を中心にしているのに対し、『思考の整理学』はどちらかと言うと実戦に向けての心構えとか、「戦うということ」について述べたエッセイという印象。教えて君から脱却し、いかに自分で課題を設定し、答えを導くことができるようになるかを、エッセイを通じて学ぶことができる。 結局、自分の頭で考えられるようになるには、以下のようにたくさん本を読み、たくさん書き、工夫・推敲することが秘訣のようだ。 三多とは、看多(多くの本を読むこと)、做多(多く文を作ること)、商量多(多く工夫し、推敲すること)で、文章上達の秘訣三ヶ条である。 これを思考の整理の方法として見ると、別種の意味が生ずる。つまり、まず、本を読んで、情報を集める。それだけでは力にならないから、書いてみる。たくさん書いてみる。そして、こんどは、それに吟味、批判を加える。こうすることによって、知識、思考は純化されるというのである。文章が上達するだけではなく、一般に考えをまとめるプロセスと考えてみてもおもしろい。 思考整理のコツも色々と提示されているのだが、先ず「一事にのめり込みすぎてはだめ」ということ。一旦考え、そしてそれを「寝かせる」。これは脳関係の本でも読んだことがある気がするのだが、自分は意識してくても、脳は寝ている間にその日にあったことを処理しているらしい。知らず知らずの内に考えが熟成され、ある日ふと良い考えが浮かんだりすることがあるらしい。でも、そのためには寝かせる対象の考え事を色々とストックしなければならない。 また、「つんどく法」という読書術も紹介されている。「積読」は普通、本を買って積み上げておくだけで満足してしまうことを指すと思うんだけど、本書の「つんどく法」は参考文献を可能な限り集め(積み上げ)、集まったところで一気に読みきるというもの。効用として、同じテーマの本を一気に読むと、定説となっている部分、諸説入り乱れている部分がよくわかる点が挙げられていた。確かに、一冊読んだだけだと頭になかなか定着しないので、何か深堀して調べたいことがあったら「一気に」読むというのは有効かもと思った。 その他、色々と示唆が多く、繰り返し読みたくなる内容。1986年に出版された本らしいのだが、コンピュータが普及するにつれて、人はコンピュータにできない付加価値の高い生産をしなければならないと喝破する点など、少しも古く感じられず。 書店でよくみる「もっと若い時に読んでいれば・・・」という一般読者の方の推薦文は、伊達でない。

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